解決したい社会課題があります
子どもの写真を多く撮影している私にとって、解決したい社会課題があります。
子どもの不登校、自殺、うつ。
夏休みなど長期休み明けには社会問題として多くの報道を見かけます。
この社会課題は、子どもの自己肯定感の低さから起こっている可能性があります。
アイヲカタチニ・プロジェクトは、写真の持つ力がこのような課題を解決する一助になるのではと考えています。
自己肯定感とは
「ありのままの自分を肯定する感覚」
他者と比較することなく、自分自身が今の自分を認め尊重することで生まれる感覚のことを自己肯定感といいます。
自己肯定感は、困難を乗り越えたり、物事を前向きに進めるための原動力となります。
自己肯定感が低いと・・・
他者と比較してしまう
過剰に他者と比較してしまうと「なんで他の人はできるのに、自分はできないんだ」と自己嫌悪に陥ってしまったり、嫉妬や劣等感で苦しむようになったりと、精神的に不安定な状態になります。
自分の劣っている部分にばかり目を向けてしまう
過去の失敗経験や自尊心を傷付けられた経験が原因で、十分に成果を上げていたとしても「自分なんて」「〇〇さんの方がすごいから」など、自身の劣っている部分にばかり目を向け、周囲から評価されても素直に受け入れられない傾向が見られます。
他者に依存してしまう
自分に自信が持てないため、主体性に欠けるという特徴もあります。
意思決定を他者に依存してしまうことが多く、自分で決断しないといけない場面でも、「自らの意思」よりも「いかに他者から否定されないか」という基準で選択肢を選ぶことが多くなります。
自己肯定感が高いと・・・
主体性がある
自分の長所に焦点を当て、活かすことを考えていきます。
自ら考え、自主的に積極的に行動することで良い結果が得られます。
また、他者の良い面に自然と目を向ける傾向にあり、相手の考えや意思を素直に受け入れて尊重します。
自分に自信があり行動や思考が前向き
物事を肯定的に捉えるため、思考や発言が前向きになります。
自身の意志決定にも自信があるため、周囲の目や評価に振り回されることなく堂々と行動ができ、そのことで良い結果を生み出します。
失敗を恐れない
物事を楽観的に捉えられるため、新しいことや困難なことに対しても失敗を恐れずチャレンジできます。
たとえ失敗したとしても「また頑張ればいい」と考えて、失敗も成長の糧として前向きに捉えることができるため、結果として最終的には成功に結びつけることができます。
子どもと親の自己肯定感を高めるために
子どもの自己肯定感を高める方法の一つとして「無条件の愛を与え、子どもを尊重して育てる」という育児の考え方があります。
「子は親の鏡」と言われるように、子どもは親を見て育ちますので、親も自己肯定感を高める必要があります。
記念日の家族写真で無条件の愛をカタチに
「愛は形の無いもの」
よくそんなことが言われますが、写真で瞬間を切り取ることで愛はカタチにできると私は考えています。
記念日の写真撮影で、小さな自分を育ててもらった感謝の気持ちを持てたり、子どもを見守る親の眼差しを見返すことができたり、記念日を祝って形に残してくれたことを、成長した子どもは親からの愛情として感じ取ることができるのです。
何気なくアルバムを開いて、親からの愛情を感じることができれば、子どもは「自分は愛されている」という自信を持って前向きに生きることができるのではないでしょうか。
プロジェクト発足の理由
きっかけ① 自分の娘
「いっしょにみよう」
まだ小さかった私の娘が、アルバムを書棚から引っ張り出してきました。
娘と妻、私の3人で「このあと転んで泣いたよね」「この頃の口癖は⚪︎⚪︎だったよね」「この頃はこの歌にハマってたよね」などとアルバムを囲んで話します。
なんとも言えない幸福感に包まれたその時間。
娘は、写真を通じて妻と私が自分の話をするのをとても喜んでいたのです。
私は商用撮影や動画制作などの仕事もしていますが、家族写真を撮影することはライフワークとして絶対に減らしたくないと思っています。
それは自分の娘と、私たち家族が感じたこの幸福な時間をもたらすスイッチとして、写真が大きな役割を持つと実感していて、自分の撮る写真でたくさんの家族にその時間を生み出せるという喜びを感じているからです。
きっかけ② 子育ての専門家との出会い
私はこの数年で多くの専門家の方と交流する機会を得ました。
また、ビジネス・経済活動を行うにあたり、自己肯定感やマインド、モチベーションの重要性などについても多くのことを学びました。
信頼する子育ての専門家の方々が提唱する子どもにとっての自己肯定感の重要性、自分自身や家族の幸福を得るために大人にとっても必要な自己肯定感を学ぶにつれ、ただ可愛い表情の記録を残すということ以外にも写真の持つ力に改めて発見があり、家族写真は子どもや家族にとって大きな力を与えることができるツールになるということに気づきました。
私は出張撮影を通じて、すべての家族に幸せな時間を提供したいと心から望んでいます。
子を持つ親として、すべての子どもに前向きで明るい未来を歩んで欲しい。
このプロジェクトはそんな想いを実現するために発足しました。
子どもと親を取り巻く社会情勢
しかしながら、すべての家族の記念撮影を行うには、解決すべき社会課題があります。
子供の貧困率は、平成27年時点で13.9%。およそ7人に1人が「相対的な貧困」の状態にあると言われています。
内閣府発行「共同参画」2019年2月号より引用
-中略-
特に、ひとり親家庭の相対的貧困率は50.8%と、実に2世帯に1世帯が相対的な貧困の生活水準となっています。
-中略-
経済的な困窮の問題はそれだけにとどまらず、生活習慣、健康管理、自己肯定感など、子供たちの成長に様々な影響を与えます。生育環境により、「頑張っても仕方がない」と、学ぶ意欲と将来への希望を失ってしまうのです。
アイヲカタチニ・プロジェクトでは、このような課題を超えて、まずは時間的・経済的な問題を抱えるシングルマザー・ファザーなどひとり親家庭への支援を通じて子どもの未来を明るいものとするため、協力いただける方と一緒に活動していきます。
活動内容
家族記念写真の撮影の提供
家族写真、七五三、お宮参りの神社での撮影、衣装・着付け・メイクを提供し、アルバム制作を行いカタチに残します。
「アイヲカタチニ」する活動
全ての子どもと親の明るい未来のために行うサポート活動を行ないます。
協力企業、個人の募集活動
アイヲカタチニ・プロジェクトの活動に賛同いただける企業、個人の方々からの支援や活動費を募り、必要な方への支援を行います。
こんな方を求めています
- 活動に共感し、活動費を寄付いただける企業または個人
- 使わなくなった衣装を寄贈いただける企業または個人(七五三の和装着物や小物類、お宮参りの産着・祝い着)
- 撮影時の着付け・メイク・ヘアメイクを支援いただける方
- アルバム印刷、寄付の感謝状の印刷を支援いただける印刷業者様
- 活動を広報・拡散いただける方
- 活動に共感し、何らかの支援をいただける方、一緒に考えていただける方
- 撮影を希望するひとり親家庭の方
ご寄付・ご支援をお願い致します
多くの親子にこの支援を届けるため、また継続的に支援を行なっていくためには活動資金が必要となります。
活動に賛同・共感いただける方からのご寄付・ご支援をいただきたくお願い致します。
毎月クレジットカードで寄付する
金額を自由に決めてクレジットカードで寄付する
クレジットカード決済にて100円から50万円までの間で自由に金額を決めて寄付することが可能です。
こちらは毎月ではなく、1回のご寄付申込です。
クレジット決済にはSquareという決済システムを利用しています。
寄付をクレジット決済するために会員登録の必要はなく、カード情報などの入力のみで完了します。
Squareは、旧Twitter創業者のジャック・ドーシー氏が設立した決済サービスで2013年に日本上陸。
三井住友カードと業務提携しており、安心して使えるサービスです。
クレジットカード情報は「アイヲカタチニ・プロジェクト」「イデアフロウ」などに提供されることはなく、セキュリティはSquareで最先端のシステム管理がされています。
お振込、物品の寄付寄贈
お振込にてご寄付いただける方、着物など物品を寄贈いただける方は、寄付受領書(領収書)などについて事前のやり取りが必要となりますため、お手数ではございますがお問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。